こんばんは!きいちこです。
前回(2/27投稿)に引き続き、幼児教育の話です。
日本の義務教育は間違っていると主張する人がいます。僕の周りにもいて、僕も日本の教育の在り方について考えているところです。
勉強のできる子より、賢い子を育てる
「日本の小学校は通う意味あるのか?勉強を習わすなら、学習塾に行かせたほうがよっぽど勉強のできる子に育つ!」と主張する方がいるらしいのですが…
先日お話を伺った幼児教育専門の方はこうアドバイスされていました。
「小学校は、人との接し方とを学ぶという道徳時間と思いなさい。」そして、「勉強のできる子を育てるより、賢い子を育てなさい!」という教えでした。
勉強ができる子というのは、塾に通わせればいくらでも育てることができる。ただし、勉強のできる子が、将来社会で活躍できるか?となると話は変わってくるそうです。幼いころから、学習塾に通いっぱなしで、一流大学や一流企業に受かることを目標に頑張ってきた子は、一流大学や一流企業に受かるための勉強をやってしまうようになるそうです。その結果、一流大学や一流企業への入学・入社で目的を達成してしまうことにより、その後の成長が止まってしまう子がでてくるそうです。
賢い子というのは、「先読みができる」「人の気持ちが理解できる」子のことを言うそうです。この能力は、先天的に持っている子もいれば、訓練しないと伸びない子もいるそうで、この能力を伸ばすことを考えてあげることが、その子の将来に大きく貢献できる可能性が高いそうです(もちろん勉強をさせないと言うことではなく、勉強もある程度させた上での話です)。
例えば、お友達が泣いているのを見て、単に「○○君が泣いている」と理解する子と「○○君は、□□が△△だから泣いているんだろうな」と背景や気持ちを理解できる子の違いだそうです。
このような賢い子は、常に自分で考え、先をイメージできる能力が備わり、どのような社会に出ても、自分で成功の道を切り開く可能性が高いとの話でした。
答えを教えることが子供の思考を止める
例えば、子供が「お父さん、これどうやって使うの?」って質問してきたとします。
「こうやって使うんだよ~」とすぐ使い方を教えてあげるのではなく、
「どうやって使うと思う?」とか「なにをするための道具かな?」など子供に考えさせる回答を与えてあげるようにすると、子供はさらにその問について考えるようになり、思考力が向上していくそうです。
1週間の子供の変化はすごく大きい!そうです。前に、時間の流れの話をしましたが(2/21投稿)、大人の何気ないひとつひとつの会話、質問、経験が、子供にとっては、ひとつひとつが成長瞬間であり、その貴重な成長瞬間を日常から意識して積み重ねることが大事なことなんだそうです。
今回の話は、幼児教育に限ったことではありません。社会人となり、新人教育や後輩の育成などにも大きく活用できる内容だと思います。参考にできる方は参考にして頂ければ幸いです。
僕も日ごと何気なく、子供と接していますが、これからは少し意識して接していけたらと思います。