Life(つぶやき)

那覇空港新滑走路について

こんにちは、きいちこです。

2020年3月26日から那覇空港の新しい滑走路の運用が開始されます。

新滑走路は、現在使用している滑走路の西約2kmのところに建設されている2700m×60 mの洋上埋め立て滑走路です。現在使用している滑走路より、300m短いのですが、滑走路幅が45mから60mへと広く建設されています。滑走路長は、2500m以上あれば現在日本国内で運航している飛行機はすべて降りることが可能ですので問題ありません。また、滑走路幅も今まで45mで運用してきたので問題はありませんが、45mという滑走路幅は大型のパイロットからするとやや狭さを感じる滑走路幅だったと思います。日本国内の3000m級滑走路で滑走路幅が45mの滑走路は那覇空港だけではないでしょうか?
新滑走路は、現用滑走路と同じ360°/180°の南北に建設された滑走路です。よって、今まで使っていた滑走路は、RWY36R/RWY18Lとなり、新滑走路はRWY36L/RWY18Rとなります。
新滑走路の特徴として、両サイドにILSが設置されており、これまでRWY18にはPARAPCHの精密進入しかなかったのに対し、ILSの機器を使用した精密進入もできるようになります。
また、新滑走路の運用にあわせてSID、STAR、APCHなども変わります。今まで使用されていたコニー2DEPや粟国3DEP、久米島4DEPなどはなくなり、新しくSIDが設定されます。
(新しい那覇空港のSID(RNAV除く))
・NAHA NORTH 4DEP
・LAVON 1DEP
・OLIVE 1DEP
・NAHA SOUTHWEST 4DEP
内容を説明してほしい方がいらっしゃいましたら、お問合わせ欄よりお問い合わせください。
また、今回のエアラックでは、誘導路名も大きく変わります。(E0がなくなりE1からになるとか…)E3、E4がまだありませんが、新滑走路につながる現在工事中の誘導路がE3、E4として運用されるものだと予想します。
今回この記事を書くために久しぶりにAIPを開きました。今回の変更は、結構大きな変更だと思います。そして、工事の進捗などによりどんどん変貌してくものと思います。定期的な情報収集はパイロットにとって大事な要素です。
また気づきのことがあれば書いていきます。