こんにちは、きいちこです。
今日は、航空機を操縦するというお話です。
航空機を操縦するということは、大変なことです。
現実の話、
操縦桿を握る段階に至らない人…
操縦桿を握れるようになっても、操縦を修得できない人…
操縦を修得しても、ライセンスを取得できない人…
などの人が沢山います・・・。
操縦を修得する=パイロットになるという道は決して平たんではありません。
でも…その道を歩むことは、決して不可能なことではありません。
しっかり目標を持ち、努力を継続し、一つ一つステップを着実に踏んでいけば、決して開けない道ではありません(^_^)
大変なことも多々あり、途中、心が折れそうになることもありますが、それを乗り越えた時の感動と得られるものはかけがえのないものです✨
パイロットを目指している人は、多少の困難や障害に負けず、どんどん挑戦して前進していってほしいと思います!(^^)!。
さて、本題に入ります。
コクピットに入りパイロット(機長)は、通常左席に座ります。
正面には、多数の計器があり、計器と自分の間に舵を操作する操縦桿があります。
また、足元にはブレーキ併用のラダーペダルという足の操縦桿(みたいなもの)があり、パイロットは、この操縦桿とラダーペダルを操作し航空機を操縦(コントロール)します。
右手側には、パワーレバー(エンジンの出力を操作するレバー)や飛行機によっては、プロペラレバー(プロペラの回転数を操作するレバー)、燃料コントロールレバーなどがあります。
セスナ172の操縦席はこんな感じです。
操縦桿は、引く・押す・右に倒す・左に倒すの4操作ができます。
ラダーペダルは左右に分かれており、右のラダーペダルに右足をのせ、左のラダーペダルに左足をのせ操作します。右足で右ラダーペダルを踏むと、右ラダーペダルは奥へ動き、連動して左ラダーペダルは手前にくる動きをします(左足で左ラダーペダルを踏むと逆の動きをします)。
操縦桿の左右操作は、主翼の左右先端にあるエルロンという舵を動かします。
操縦桿の前後操作は、水平尾翼に後面にあるエレベーターという舵を動かします。
ラダーペダルの前後は、垂直尾翼の後面にあるラダーという舵を動かします。
それぞれの働きと操作法をまとめた動画です(参考にしてください)
☞「航空機の3舵の働きと操作法について」
操縦の上手くなるポイントとして、まずは、3舵の操作法を覚えることです。
覚えるというのは、操縦桿を右に倒すとエルロンがどう…とかのことではなく、「どれくらいの力加減」で、「どれくらいのスピード」で、「どれくらいの圧力」で…などといったところを体感して体に覚えさせるということです。もちろん、その前提として、操縦桿と舵の関係を理解しておくことは大事なことなのですが、重要なのは、地上で勉強することができない上空での”感覚”というものをフライトの際、上空においてしっかり学ぶ(体得する)ということです。逆に言えば、地上でできる勉強は、地上でやってしまって、上空においては上空でしか勉強(体得)できないことをできるだけ多く学び取るということが大事になってきます。操縦技術は、数回のフライトでは、学び取ることはできません。1回、1回のフライトの積み重ねが大事になります。1回、1回のフライトを無駄にしないために、地上で理論をしっかり定着し、地上でできる最大限の準備をして、フライトに臨む癖を操縦訓練の初期フェーズで確立することが、操縦技術上達への近道と言えるでしょう( *´艸`)
🛩Have a saftey Flight!!